障がい者のお仕事について

障がい者といってもいろいろなタイプがあるわけですが、それこそ仕事を全うに行っている人も多いです。例えば足が不自由とか片腕が云々というのであれば職種にもよりますが十分に一般的な健常者よりも稼ぐことができる可能性もあるのです。転職は本人の能力次第である、といっても過言ではないでしょう。それはよいことではありますが、精神障がい者の場合は何かと制限があったり、偏見があったりしますからなかなか難しいことになります。どんなタイプの障がい者なのか、ということを言い方は悪いですが区別をして、そして個別に社会的な支援をすることがベストであるといえるでしょう。障がい者の仕事枠ですがこれもどんな障がい者なのか、ということによって違うわけですが企業によっては枠を作っていることがあります。精神科医師によると公共の仕事に関しても実はその手の枠があるそうです。優遇といってしまえばそれはそうなのですが社会的にこのくらいの区別、優遇は許される、ということが多いです。特に企業に関してはあくまで私的な組織であるわけですから、それこそ好きにしてよいことです。それと社会的に評価されることが多いことでもありますから、大企業ですとその手のことにかなり注意を払っています。実際に、当たり前ですがキチンと働く場が用意されますし、障害の度合いによっては求人もありしっかりとした労働生産性もありますから、何も特別枠であるとは限りませんから、その点は勘違いしないようにしましょう。


障がい者が移動するためには

障がい者というのは何かと不便になります。特にいえるのが身体障害者です。車椅子、杖などをついて歩く場合、様々なものが邪魔になります。ちょっとした段差でもかなり不便になります。ですから、それをしっかりと解消するようにする、というのが基本になっています。それが今の傾向、潮流であるといえるでしょう。要するにバリアフリーです。これは考え方としては非常によいことであるといえるでしょう。まさに身体障がい者のことを思って考えられているといっても過言ではないです。最近ではちょっとした駅でもエレベーターがあったりしますし、かなり移動しやすくなっているといっても過言ではないでしょう。しかし、それでも考えることはいくつもあります。具体的にいいますとどのような支援体制を作るのか、ということです。どうしても身体障がい者というのは様々な行動に関して制限が出来てしまうのです。ですから、多くの場合、誰かが支援をするしかないのです。そのため、制度作り、或いは資金などを自治体なり国なりが定める必要があります。例えば、公共機関を利用するときには無料にするとかそうしたことです。こうしたことがキチンとできるようになりますと身体障がい者であろうと住みやすい環境が出来るようになります。しかし、だからといって傲慢にならないことです。これが本当に大事なことであり、多くの健常者から反発を受けないようにするためには必須であるといえるでしょう。

精神科医師 転職

 

うつはなかなか理解されない

うつというのも今ではかなり認知されていますが、それでもまだまだ根性が足りない、ということが言われたりします。実に難しいことではありますが、特に精神病であるうつ病に関しては人に言いたくない、ということもありますから、それはとても厳しいことではありますが言うしかない、というのは理解しておきましょう。うつも立派な障害認定を受けることもありますし、今では薬もしっかりとあります。本当に原因が様々であり、一つに絞ることができないことも多いのですが、まずは気持ちを落ち着かせることができる薬というのがありますから、それを処方されることが多いでしょう。仕事が原因でうつ病になることは本当によくあることです。隠れうつ病なんてものもあったりしますから、本当に自覚が具体的にないこともあります。しかし、なんとなくやる気がでないとか死にたくなるとかそうしたことがうつ病であり、これは本当に致命的なことになったりすることもあります。最近では企業の理解もそれなりに出てきているわけですが、それでもうつ病での休職というのはなかなかかなり理解のある企業とか或いは公務員くらいしかできない、というのが現状であるといえるでしょう。それでも改善はできるわけですし、上手くすれば休職を認められることもあるのですから、しっかりと回復、治療をするようにしましょう。うつ病は治ることが多い病気ですから、諦めないようにしましょう。それが大原則です。

家族のうつ病

過去にうつ病になった家族がいます。
私はその時まだ幼かったので、家族が病気になったタイミングもわからなければ、そもそも本当に病気なのかもわかりませんでした。
初めのうちは家族も元気だったのです。元気だったというよりも、私の前ではいつもと変わらないようにしてくれていました。
家族は仕事をしていなかったのですが、資格取得のための講習に参加したり、明るくなるように努め、家に引きこもることはしていませんでした。

初めのうちは、私は、うつ病と聞いて接し方に気を使わないといけないと考えていたのですが、その家族の明るい様子を見て、「もういつも通りで大丈夫なんだ!」と思いました。
しかし、今となってはそうじゃなかったと考えています。

ある日家族が、昼寝をしていた私を起こしに来てくれたことがありました。
私はまだ眠っていたくて、「うるさい!」と言ったと思います。
すると、家族が何も言わずに背中を向け、部屋に戻っていった、その後ろ姿をぼんやりとですが覚えています。
私の記憶の中では、その私の「うるさい」のひとことをきっかけにして家族はだんだんと明るさを失い、お風呂や歯磨き、おしゃれなどの自己管理能力もなくなっていきました。
日が経つにつれ、元気で健康だったころの家族の面影はなくなりました。
顔の表情・目つきが変わり、体は痩せ、過呼吸を繰り返したり、言葉数も減り、自分でトイレにも行けなくなりました。
自分の言葉をきっかけに変わっていった家族の姿を思い、家族が亡くなってから何年も自分を責め、落ち込みました。